【化粧品開発者が選ぶ】おすすめ美容本・ヘアケア本7選【2023年版】

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こんにちは。長年の頭皮のかゆみを解決するべくアレコレ試している化粧品開発者のかこです。

今年はSNSでの発信やこのブログを始めたこともあり、美容本をいろいろと買い漁った年でした。

年末ということもあり、特におすすめしたい本を記事にまとめることにします。

ヘアケア・頭皮ケア編

ヘアケアってなに?

私のX(Twitter)でもたびたび紹介しているとおり、こちらが今現在の一番おすすめしたい本です。

表紙を見ただけではあまりすごそうに見えないかもしれませんが、

花王のヘアケア研究所の方が書いたもので、花王さんの知見に基づいて

  • 髪の毛、頭皮の構造
  • 髪のダメージ、頭皮トラブルの原因と正しいお手入れ方法
  • ヘアケア製品の用途、処方の特徴
  • ヘアカラーで髪が染まる仕組み

などがオールカラーで約150ページにわたって掲載されています。

私もSNSやブログで発信するさいに「こういう理解で合ってるよね?」と確認するのによく使っていて、バイブル的存在になっています。

1,000円+税という価格設定も非常に良心的です。

ちなみにこの本の内容の一部は花王さんのヘアケアサイトでも見ることができます。

サイトには本の出版以降も新しいコンテンツが追加されていますので、併せて活用するのがいいですね。

花王株式会社 ヘアケアサイト
髪と頭皮のなりたちや構造、髪のツヤやダメージのしくみ、お手入れ方法を科学的にご紹介します。製品・原料の知識、お手入れの歴...

大人髪のトリセツ

こちらは2023年に発売された、ミルボンの研究員である伊藤廉さんが書いた本です。

ミルボンさんはオージュアなどのサロン向けヘアケア製品を手がけるメーカーで、髪や頭皮に関する研究成果をさかんに発表しています。

株式会社ミルボン
美しさを拓く。株式会社ミルボンのグローバルオフィシャルウェブサイトです。

「大人髪のトリセツ」ではそんなミルボンさんの研究成果が一般の方向けに解説されています。

  • 髪のエイジングのサインって?
  • 髪のエイジングはどうすれば防げる?
  • 頭皮常在菌ってなに?
  • 正しいお手入れ方法

「ヘアケアってなに?」と比べると、よりのエイジングに特化した内容になっています。

私としては頭皮常在菌の章がとくに最近の研究成果が載っていて興味深かったです。ただし花王さんは少し違う主張をしているので、「諸説あるうちのひとつ」と捉えておくのがよさそうです。

またシャンプーの選び方に関して、ミルボン製品だけを薦めるのではなくて、他社の名前も出しながらこのお悩みに対してはこのメーカーが強みがあると教えてくれるのが好感持てました。

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今のところこの2冊が私の中でヘアケア・頭皮ケアのツートップです。

芸能人やインフルエンサー、美容師の方のヘアケア本や発信は、専門家ではないぶんちょこちょこ誤りが紛れていることもあるので、上記2冊で基礎を固めておくと変に踊らされずに済むかなと思います。

常在菌入門編

皮膚常在菌ビューティ!

「大人髪のトリセツ」の紹介でも触れましたが、私たちの肌、頭皮、腸内などには「常在菌」と呼ばれる菌が住み着いています。

えっ汚い!と思うかもしれませんが、それが通常の状態なのです。

そして私たちの肌や頭皮のコンディションと密接に関係するので、美肌になりたいなら常在菌を無視することはできません。

目に見えないのでなかなか想像しづらい常在菌の世界を、マンガでわかりやすく描いているのが「皮膚常在菌ビューティ!」です。

絵がかわいくて読みやすいので、スイスイ進みます。

専門的な内容というより初心者の導入という感じですが、「常在菌ってなに?」という状態から「こういうのがあるんだ!」と認識することがまず大きな一歩だと思っておすすめしています。

人によっては、世界の見え方が変わるぐらい衝撃を受けるかも?

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著者の川上愛子さんはX(Twitter)でも有益な発信をされているのでチェックしてみてください。

菌ケアで美しくなる

こちらはKINSの代表取締役であり歯科医師である下川穣さんの著書です。

KINSはその名のとおり常在菌に着目したスキンケア、ヘアケア、サプリメント等を手がけるブランドです。

KINS | 菌と生きる。体が生きる。
目に見える美しさを生み出すのは、私たちの目には見えない、無数の菌たちがバランス良く存在しているおかげ。 KINSは菌でケ...

こちらも常在菌が私たちの肌や頭皮を含めて体調に大きく関わっていることを知るという点では良い本です。

ただしシャンプー選びに関しては特定の界面活性剤が悪いように言われていたり、ほかにもちょっと極端だなと感じる記載があるので、妄信せずに一歩離れたところから見るぐらいの距離感がちょうどいい本だと思います。

かゆみケア編

かゆみをなくすための正しい知識

頭皮のかゆみを解決するためには、そもそも「かゆみとは何か」を知らないといけないのでは?と思い手に取った本です。

2019年にかゆみのメカニズムを解明する専門の研究機関として設立された「順天堂かゆみ研究センター」の方が執筆されています。

  • かゆみはどうやって起こるのか?
  • かゆみを引き起こす要因は?
  • かゆみの対処法は?

といったことが書かれています。

やや難しい内容も含まれますが、なるべくわかりやすく書こうとされている意図は読み取れます。

逆に言えば、専門的な内容を知りたい方もそれなりに満足できる内容になっています。

巻末に参考文献として論文がびっしり記載されているのも、研究機関ならではですね。

頑固なかゆみもアトピーも1分肌活で必ずよくなる

こちらは皮膚科医の豊田雅彦医師の著書です。

表紙に「世界一に3度輝いた皮膚の博士」とか「感謝、絶賛の声が殺到」等書いてあって若干うさんくさいですが

かゆみへの理解を深める意味で読む価値はあると思います。

個人的にはちょうど腕に湿疹ができて皮膚科でステロイドを処方されていたときに、ステロイドの正しい使用量の目安が載っていたので参考になりました。

(意外と皮膚科や薬局で教えてくれないんですよね…下記にリンク置いておくので詳しく知りたい方はどうぞ)

皮膚用薬(塗り薬)ってどのくらいの量を塗るのがいいの?|ひふ研|第一三共ヘルスケア
ひふ研が提供する、Q「皮膚用薬(塗り薬)ってどのくらいの量を塗るのがいいの?」のQ&Aページです。ひふ研は、第一三共ヘル...

実はこの本、文章がメインのものと図解編の2種類があり、私は両方入手しました。

図解編はオールカラーで図が多いのでとっつきやすいです。その分情報量は削られているので、まず図解編を読んで、さらに理解を深めたければ文章メインのほうを読むことをおすすめします。

↓文章メインのほうです

↓図解のほうです

おまけ:マインド編

冨永愛 美の法則

こちらは化粧品開発者だからとかは関係なく、個人的に読んでよかったので載せます。

言わずと知れたスーパーモデル、冨永愛さんの本です。

上記ポストにも書いてますが、冨永愛さんの非常にストイックなプロ意識が垣間見えながらも、押しつけがましくない。

美容に関しても、珍しい美容法ではなく基本をコツコツと積み重ねることの大切さが説かれていて好感が持てますし、理にかなった内容になっています。

潔い、かっこいい。そんな言葉が似合う一冊です。

まとめ

ここまで私が今年読んでよかった本をご紹介しました。

ヘアケア・頭皮ケアに関しては「ヘアケアってなに?」が強すぎてなかなかこれに勝るものは出てこないんじゃないかと思っていますが、

いい本を見つけたらSNSやこのブログで紹介していきます。

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